27ad9a3d.jpg嗜好品は肩身が狭くなってきていると思う。特にタバコ。
新潮社版国語辞典では「嗜好」たしなみ好むこと。好み。「嗜好品」好みに適したのも。主にその香味のために摂取される飲食物。茶、コーヒー、酒、たばこ等。ちなみに「たしなむ・嗜む」好む。心がける。用意しておく。つつしむ。・・・・とある。例文に「さように道を嗜みて、やんごとなくなんおはしける(今鏡六)」「最後を清く嗜み候(謡・切兼曽我)」。
日本人のストレートに自己主張しない気質が、よく言えば奥ゆかしさが生み出した言葉ではないかと思う。たしなむのであるから、ある一定のルールを持って好む。嗜好・・・好む好み。繰り返して好きな物という言葉。「大好物やねん」ということ。〇○断ちの願掛けの信仰で、断つものは嗜好品。嗜好品とはそんな存在。好みだから味、金額、作り方、産地などにこだわってうんちくもある。
ではタバコ、写真のものはちょっと違うタバコ(笑)。化学物質無添加。タバコ屋の回し者ではありませんので念のため。人に紹介されてこういうタバコもあるということ。確かにタバコの葉本来の味って感じる。葉巻とか、おじいさんが吸っていた昔の刻みタバコ・・・そんな感じが吸ったときに思った感想。葉巻は葉巻でのたしなみ方。葉、切る道具、火をつける道具などにいろいろこだわったものがあり。刻みタバコにもキセル、刻みタバコを入れる道具、根付にこだわったものがある。一種のおしゃれ。美を作ったものもあります。江戸時代、象牙で職人さんがしゃれを楽しみ作った根付などもあります。
嗜好品は無くても生命の危機にさらされませんが、無いと味気ない。人生のスパイスやあ。(笑)