最近の情けない話。
デザインを軽んずる話が、ありました。
デザインなどは著作物です。発注する、受注に関わらず、デザインした人に著作権があります。
ビジネスでの場合は、使用権を使用範囲を制限して許諾するものです。
著作物の権利は国際的に守られています。
印刷物でも、工業製品でも、浮世絵でも、友禅着物でもデザイン、レイアウト、友禅作家などがおります。
デザインされたものを、製造する製造業者がいます。
「・・・製造業者とは話するが、デザイナーとは話しない・・・」という発言をした方がいます。
何の話をするのでしょう?製造金額だけの話でしょうか?金儲けか?
ここにあげた、ワッペン、缶バッチなどのデザインは、製造工程を考えてデザインしたものです。
どこを刺繍にするか、どこをヒートプレス(染料のインクジェットプリントのようなもの)にするかを考えてデザインします。
デザイン=絵ではありません。デザインは製品となるまでのことを考えて、使用される目的を考えて「計画」することです。製造の知識も必要です。
ワッペンは、デザインをそのワッペン屋さんに、任せても思うようなものはあがってきません。
漠然とした言葉ではなおさらです。
デザインは、その漠然とした言葉を視覚として置き換えます。言葉の秘めているイメージをより具体的な視覚として表現! これがデザインです。
既存のデザインされてしまっているものに、便乗のデザインを施しても既存のデザインの力が大きいですから、便乗のデザインは、色あせて見えます。また既存のデザインがさらに知名度がアップするお手伝いをしているようなものです。
有名なタレントさんを使ってCMは、その類のものです。キャラクター商品も同様です。そのバリエーションです。
デザインにおいてその製造を考えて、デザインする。そしてその表現どおり製造されているかをチェックする。
建築でも、建築設計士がいて施工する工務店がいます。施主は設計士と話、相談して具体的な建物にしていきます。設計士と工務店は施工(製造)する上で、施主との打ち合わせの設計図面(デザイン)を元に専門的な技術で建物へと換えます。建築家が、工法も考えないで、設計図を書いても建築物に変わりません。
デザインも同じように、印刷物であれば印刷屋、バッチであればバッチ屋、ワッペンであればワッペン屋さんへその表現を支持します。素人が直接、印刷屋、バッチ屋、ワッペン屋へ依頼しても、必ず「デザインは?」
大量に印刷する場合は、印刷機に。バッチはバッチの機械に、でしょう。
デザインを任せる場所ではありません。できるところもありますが、
デザインを絵としての理解程度です。
そこで、「任せます」という曖昧な言い方は一番危険です。人の思いはなかなか伝わりません。
そのために、デザイナー、設計士などの専門家がいるということです。
デザイナー、設計士は、必ずヒアリングの作業から、製造のノウハウとどう組み合わせれば一番良いか、
コストもベストかということも考えます。絵柄だけのデザイナーもいますが。
工務店、印刷屋、ワッペン屋はその長年の経験で、デザイン、設計図の意図を理解して、よりいいものに技術を活かすことができるところが、お互い餅屋は餅やです。
その製造される前のデザイン、設計図は、著作物です。
使用は、製造の範疇です。
これが著作権と使用権。
その著作権は、意匠権、商標がらみのものもあります。
よき社会人と言っているどこかの組織が、一番常識がないようです。(爆)
発注もしていないものを、発注しません! ????
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